種をまく人 落ち穂拾い、19世紀フランス絵画のバルビゾン派の代表であるミレーを数多く所蔵する山梨県立美術館

常設展 | PERMANENT EXHIBITION
山梨県立美術館のコレクション
山梨県立美術館は1978年の開館以来、「ミレーの美術館」として広く親しまれています。 最初のコレクションであるミレーの《種をまく人》を中心として、以後ミレーやバルビゾン派の作家、ヨーロッパの主要な風景画家、ならびに日本の近現代美術の収集に力を注いでいます。 なかでも山梨ゆかりの作品と、「萩原英雄コレクション」「深沢幸雄コレクション」がその中心といえます。収蔵品の総点数は現在、約1万点にもおよびます。

所蔵品を紹介する常設展示では、季節に合わせて年4回の展示替えを行い、できるだけ多くの作品をご紹介しています。

常設展では「ミレー館」「常設展示室」「萩原英雄記念室」の3室をご覧いただけます。
フロアマップでご確認下さい。

主な収蔵作品
ミレー館
常設展示室II
萩原英雄記念館

第1室では山梨県立美術館のミレーコレクションをご覧いただけます。
ミレー館 1室
ジャン=フランソワ・ミレーの生涯
ジャン=フランソワ・ミレーは、1814年にフランス西北部のグリュシー村で生まれました。 小さい頃から絵を描くのが好きだったミレーは、パリの美術学校へ通い、プロの画家になります。
1849年には、パリから少し離れたバルビゾン村に移住。この村で最初に描いた大作が、 《種をまく人》でした。1875年に亡くなるまで、ミレーはバルビゾン村に住みつづけ、 農民の姿や生活を描きました。
第2室ではバルビゾン派の画家の作品を中心に展示しています。
ミレー館 2室
バルビゾンの画家たち
フランスの首都から60kmほど離れたところに「フォンテーヌブローの森」という大きな森があります。 その森のまわりにある村のひとつがバルビゾン村です。19世紀前半、この村にはミレーを含めてたくさんの 芸術家が集まっていました。彼らは、この村の名前をとって「バルビゾン派」と呼ばれています。

展示期間:2012年2月21日(火)〜2012年6月10日(日)
※季節に合わせて年4回の展示替えを行なっています。
※ 現在展示中の作品リストは《こちら》から
常設展では近現代の日本画、油彩画、水彩画、版画、立体造形などを紹介しています。
秋の常設展示
常設展Uでは、コレクションから主に日本近代美術の作品を紹介します。

■美術館で花をたのしむ
 四季の変化を表現することに長けた日本の美術の題材として、季節の移ろいにしたがって芽吹き、咲き、枯れ、さらに翌年へと命をつなげていく花々はなくてはならないものです。四季折々に私たちの目をたのしませ、生活にうるおいを与えてくれる存在です。
 花の最も美しい一瞬を描きとったもの、外観の写実にとらわれず美の本質を抽出して描いたもの、その生態を詳しく観察したもの。また彩りやかたちの美しい花を描いたもの、素朴な野の花をえがいたものなど。日本画、洋画、版画、立体などの様々な技法による、それぞれの作家がとらえた花をおたのしみいただけます。

■山梨の現代美術から―伊東茂広、佐藤正明 「都市」を表現する
 伊東茂広(いとう・しげひろ 1961年、山梨県甲府市生まれ)と佐藤正明(さとう・まさあき 1941年、山梨県甲府市生まれ)の、山梨生まれの二人の現代美術作家の、共に「都市」をテーマとする作品を紹介します。伊東は「標(しるべ)」と題した作品により、現代を生きる我々の営みを、都市をテーマにしてレリーフ状の大作で表現し続けています。佐藤は1970年からニューヨークで暮らして制作しています。ありふれた地下鉄やニューススタンドの光景を描き、都市の持つさまざまな性質を鋭く描き出す「サブウェイ」や「ニューススタンド」のシリーズで高く評価されています。


展示期間:2012年2月28日(火)〜2012年6月9日(土)
※季節に合わせて年4回の展示替えを行なっています。
※前期展示は4月22日まで、後期展示は4月24日からとなります。

※ 現在展示中の作品リストは《こちら》から
大河内夜江《たにまの春》1927年
神中糸子《静物》1915-17年

萩原英雄《石の花(赤)》1960年
望月春江《美ヶ原》1938年

萩原英雄記念室では、国際的に評価の高い山梨県出身の版画家・萩原英雄が、木版画や墨彩画で表現したさまざまな富士山を「萩原英雄の富士−木版画と墨彩画−」として紹介いたします。また、詩や短歌、書、水墨画も楽しんだ萩原の作品を「詩・書・画、三絶の世界」のテーマで紹介します。

展示期間:2012年2月21日(火)〜2012年6月10日(日)
※季節に合わせて年4回の展示替えを行なっています。
※ 現在展示中の作品リストは《こちら》から
《三十六富士より 春日遅遅》  
木版画 制作年 1981〜86年
サイズ 35.0×47.0cm