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特別展情報

  • 展覧会紹介


    コレクション企画展                               

    野口コレクションの精華

    ※新型コロナウイルス感染拡大に伴い、2月27日(木)で終了致しました。

     

    展示室内の全作品が写真撮影可能です

     

    平成30年末、野口忠蔵氏より437点にのぼる絵画や書蹟が寄贈されました。これらは、江戸時代以来、甲府で酒造業「十一屋」を営み繁栄した野口家に代々受け継がれた貴重な美術品です。絵画では、野口家へ嫁ぎ、のちに近代を代表する女性画家となった野口小蘋の秀作をはじめ、野口家を経由して山梨の名勝へ足を運び、富士登山もおこなった最後の文人、富岡鉄斎の壮年期作品、小蘋の師であり、野口家がパトロンとなった幕末関西文人画壇の重鎮、日根対山の襖絵などがあります。書蹟では、頼山陽、梁川星巌、日下部鳴鶴、長三洲、巌谷一六ら近代の文人たちの大作が数多く伝わっています。本展では、寄贈を記念して、これらの中から選りすぐりの作品を一堂に会します。

    富岡鉄斎 《十六羅漢図》 1896(明治29)年  

     

     

    第1章 江戸絵画の精華

    野口家に古くから伝わった作品の中には、江戸時代の絵画が少なからずあります。与謝蕪村(よさぶそん)や谷文晁(たにぶんちょう)など文人画家の山水画、呉春(ごしゅん)や松村景文(まつむらけいぶん)といった四条派の花鳥画の優品を紹介します。

     

    上左:谷文晁 《山水図》 文化5(1808)年

    上右:呉春 《鶴松・亀竹図》 江戸時代

    下:与謝蕪村 《柳渓舟行図屏風》 江戸時代

     

     

    第2章 日根対山と中西耕石

    四代目当主の正忠(まさただ・1822~1893)は、多くの文人たちと交流しました。画家では、幕末関西文人画壇の重鎮、日根対山(ひねたいざん)と15年以上もの親交を重ね、60点以上もの作品が伝わります。中でも滋賀の本邸を飾った襖絵24面は大作であり、対山の代表作です。また、おなじく関西文人画壇で活躍した中西耕石(なかしにこうせき)とも交流し、山水画の大作が残されています。  

     

    日根対山 《一品當朝図襖》(部分) 安政2(1855)年

     

     

    左:日根対山 《虎図》 文久3(1863)年頃

    中:日根対山 《曲水流觴図》 安政5(1858)年

    右:中西耕石 《山水図》 安政6(1859)年  

     

     

    第3章 富岡鉄斎と野口小頻

    富岡鉄斎(とみおかてっさい:1836~1924)は、甲府にある野口家を拠点に幾度か山梨の名勝を旅しました。中でも生涯に一度行った富士登山は、野口家の支援なくして達成できなかったと言えます。その恩から鉄斎の描いた富士山をはじめ、野口家と交流した壮年期の秀作が揃います。

     

    野口小蘋(のぐちしょうひん:1847~1917)は、正忠の長子正章(まさあきら)と結婚し、後に上京して東京画壇で活躍し、帝室技芸員となって主に皇族や華族のために多くの作品を制作しました。野口家には、初期の美人画をはじめ、山水花鳥画の逸品が伝わっています。

     

    野口小蘋 《宜男富貴図》 明治後期~大正前期

     

     

    左:富岡鉄斎 《富士山巓麓略図》  明治8(1875)年

    中:富岡鉄斎 《青緑夏景山水図》 慶応4(1868)年

    右:野口小蘋 《美人図》 (部分) 明治2(1869)年

     

     

     

     

    第4章 野口家ゆかりの文人たちと伝来の名蹟

     四代目当主の正忠が、文化人たちと交流することで、おのずと野口家には、彼らの書画が集まりました。古希を迎えた明治25(1892)年には、盛大な祝賀会が大津で催され、数多くの著名人から祝いの詩書画が贈られました。それらが現在まで散逸することなく伝わったことは、貴重であるばかりか、当代を代表する文化人の絵画や書蹟の基準作として認められる意味においても重要です。ほかにも野口家には名蹟と呼べる作品が代々伝わり、今後は、今まで以上に注目され、美術的評価が高まることでしょう。

     

    頼山陽 《石香齋記》(部分) 天保3(1832)年

     

     

    左:諸家 《古希祝寄合書》 明治25(1892)年 

    中:小野湖山 《金峰山誌》  明治19(1886)年

    右:友野霞舟・浅野長祚 《重新徽典館碑拓本》 天保14(1843)年

     

     

  • 開催概要


    名   称 : コレクション企画展「野口コレクションの精華」         

    会   場 : 山梨県立美術館 特別展示室

    会   期 : 2020年2月8日(土)~3月8日(日) 

    休  館  日 : 2月10日(月)、17日(月)、25日(火)、3月2日(月)

    開 館 時 間 : 午前9:00~午後5:00(入館は午後4:30まで)

    主   催 : 山梨県立美術館 

     

     

      一 般 大学生
    観覧料 520円(420円) 220円(170円)
    ☆コレクション展(ミレー館、テーマ展示室、萩原英雄記念室)チケットでご覧いただけます。
    *( )内は20名以上の団体料金、県内宿泊者割引料金
    *高校生以下の児童・生徒は無料
    *65歳以上の方は無料(健康保険証等持参)
    *障害者手帳をご持参の方、およびその介護をされる方は無料


  • 関連イベント


     ※内容は変更となる場合があります。

     

    ◎担当学芸員によるギャラリー・トーク

    日時 2月11日(火・祝) 午後2:00~

    場所 特別展示室

    ※コレクション展チケットが必要です。

     

    ◎こども美術館「墨でえがいてみよう!」

    日時 2月29日(土) ①午前10:00~ ②午後1:30~

    場所 ワークショップ室

    対象 小学生(1~3年生は保護者同伴、各回先着20名)

    ※申込不要、参加無料

     

    【展示室内全作品写真撮影可能】

    本展覧会ではすべての作品が撮影可能です。また、SNS等での配信も可能です。

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