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「50周年を目指したビジョン策定と、メタバース実験事業について」

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山梨県立美術館を文化芸術の創造拠点へ
「50周年を目指したビジョン策定と、メタバース実験事業について」

2022年9月 9日

 2022年9月8日、長崎幸太郎知事と青柳正規館長による記者発表が行われ、令和10年度に開館50周年を迎える県立美術館は、本来の美術館としての活動をさらに充実させながら、先進的な取り組みを実施し、誰もが豊かさを体験できる、新たな価値を創造する場として機能を付加していくことを発表しました。

 現在、ルーヴル美術館ランス別館などのプロジェクトに携わったリドヴィッジ・エデルコート氏ら外部の専門家と意見交換をしながら、そのためのビジョン策定を進めています。

 ビジョンの骨子としては、県立美術館の強みである、ミレー・バルビゾン派コレクションに依拠するアイデンティティを活用しながら、

・最先端デジタル技術の活用
・地域産業、農業等、他領域との連携
・文化観光連携
・現代美術館分野の取り組み強化
・学習プログラムの拡充・充実

に取り組み、「社会において求められる美術館の実現」を目指していくことを検討しています。

 最先端デジタル技術の活用に関しては、ビジョンの策定に先立ち、今年11月末の目途にメタバースを活用した実験的な事業を進めていきます。メタバース事業では、県出身の現代美術作家による作品の展示や、現代美術作家とともにメタバースやNFTを体験するワークショップ、さらには美術館内にVR機器等を導入し、常時、誰もがメタバース体験を楽しむことが出来る場の整備などを検討しています。

 また将来的には、メタバースならではのコレクション活用や、物やサービスの販売など、現実の美術館と連携することで、美術館をシームレスに一般社会に繋げること検討しています。

 本取り組みを嚆矢として、開館50周年を契機に、新たな美術館像を体現することを目指して、ビジョンの策定、及びビジョンに基づいた様々な取り組みを実行して参ります。

リドヴィッジ・エデルコート氏
からのメッセージ(PDF)