「キュレーターズ・アイ」では、主に山梨県にゆかりのある若手作家を取り上げ、その作品を紹介しています。 韮崎市出身のアーティスト・古屋真美の作品をご紹介します。武蔵野美術大学で版画を学んだ古屋は、リトグラフという技法で自分の服を描いています。古屋にとって衣服は、自分の一番近くで自分の経験を共有する他者だと言います。人は服に対してさまざまな思いを抱いていることでしょう。古屋の作品によって鑑賞者自身の感覚や経験が浮かび上がり、服、あるいは他者との関係を思い起こす機会となれば幸いです。