種をまく 世界がひらく 山梨県立美術館

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コレクション展

山梨県立美術館の収蔵品で構成するコレクション展は、ミレーとバルビゾン派の作品を中心に紹介する<ミレー館>、山梨ゆかりの作家たちの作品を中心に紹介する<テーマ展示室>、甲府市出身の作家である萩原英雄の作品やコレクションを紹介する<萩原英雄記念室>があります。これらの展示室では、年に4回展示替えを行い、常時「コレクション展」を開催しています。

ミレー館 [コレクション展A]

第1室では山梨県立美術館のミレーコレクションを、第2室ではバルビゾン派の画家の作品を中心に展示しています。

ジャン=フランソワ・ミレー 生涯と作品
展示期間:2023年3月14日(火)~6月4日(日)

ミレー館の第1室では山梨県立美術館のミレーコレクションをご覧いただけます。
《種をまく人》をはじめ、《落ち穂拾い、夏》《鶏に餌をやる女》《夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い》《ポーリーヌ・V・オノの肖像》《角笛を吹く牛飼い》などを展示しています。




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ジャン=フランソワ・ミレー《落ち穂拾い、夏》
1853年 油彩・麻布




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ジャン=フランソワ・ミレー《種をまく人》
1850年 油彩・麻布






ジャン=フランソワ・ミレーの生涯をたどるアニメーションを作成しました。
アニメ「ジャン=フランソワ・ミレー」





 ミレー館では、ミュージアム展示ガイド「ポケット学芸員」を導入しております。「ポケット学芸員」は、展示作品をはじめとするさまざまな情報を案内するアプリです。対象作品につけられている番号を入力すると、解説や関連情報を得ることができます。

⇒ミュージアム展示ガイド「ポケット学芸員」について


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テーマ展示室 [コレクション展B]

山梨ゆかりの作家たちの作品を中心に紹介しています。

「共に、在る。-自然の営み・人の暮らし-」/「新収蔵品・修復作品」
展示期間:2023年3月14日(火)~6月4日(日)

 今年45周年を迎えた当館は、開館以来、多くの作品を収蔵してきました。1万点以上にもなるそれらの作品はそれぞれに個性があり、ジャンルや題材も多様です。
 一方、収蔵品を眺めてみると、自然の近くで生活する人々の暮らしや、自然を愛でる心を映した作品が多くあるようにも見受けられます。そこには、山々に囲まれ、農業を営み、自然を身近に感じてきた山梨の特色が反映されているのかもしれません。あるいは地域性を越えて、緑豊かな環境で得られる癒しや喜びの感覚、自然を美しいと思う感性、厳しい自然に対する畏敬の念といった、人の心に共通する情感も読み取れるでしょう。
 本展では、自然の営みと共に生きる人々の暮らしや、その心の在り方を映した作品を紹介します。また昨年度・今年度の新収蔵品や修復から戻ってきた作品もお披露目します。


テーマ展示室(コレクション展B)は以下のとおりの構成で作品を展示します。

「新収蔵品・修復作品」
「共に、在る。-自然の営み・人の暮らし-」
第1章 自然と共に生きる
第2章 草花や季節の移ろいを愛でる
第3章 自然の中に霊性や神性を見る
第4章 自然の事物や現象に思いを重ねる



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古屋正壽 《樹下遊牧》 1928年 紙本着色





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桑原福保 《葡萄みのる》 1957年 油彩・麻布





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水出陽平 《オークション》 1989年 油彩・麻布





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深沢軍治 《光のかたち》 1998年 アクリル、寒冷紗、綿布

萩原英雄記念室 [コレクション展C]

甲府市出身の作家である萩原英雄の作品やコレクションを紹介しています。

展示期間:2023年3月14日(火)~6月4日(日)

 甲府市出身の作家である萩原英雄の版画作品やコレクションを紹介する萩原英雄記念室では、下記の展示を行っています。

「〈古い記録〉と〈回想〉シリーズ」
「国際版画展に出品された作品」



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《お伽の国No.15》 1967年 木版



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《道化師No.8》 1969年 木版



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《ピクニックNo.4》 1976年 木版





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萩原英雄 Hideo HAGIWARA
1913(大正2)年-2007(平成19)年

山梨県甲府市生まれ
 日本を代表する木版画家。両面摺りや木版の凹版摺りなどの革新的な技法を開拓し、木版画の新しい表現を切り開いた。色彩豊かな作品は国内外で高い評価を受けている。萩原自身が制作した版画や油彩画など3971点と、萩原が蒐集した様々な地域の作家の作品888点を当館に寄贈したことを記念し、2004(平成16)年、萩原英雄作品展示室〔美の遍路〕と、萩原英雄コレクション室が開室した。2009(平成21)年より名称を〔萩原英雄記念室〕に変更し、萩原の作品や蒐集品を展示している。