種をまく 世界がひらく 山梨県立美術館

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コレクション展

山梨県立美術館の収蔵品で構成するコレクション展は、ミレーとバルビゾン派の作品を中心に紹介する<ミレー館>、山梨ゆかりの作家たちの作品を中心に紹介する<テーマ展示室>、甲府市出身の作家である萩原英雄の作品やコレクションを紹介する<萩原英雄記念室>があります。これらの展示室では、年に4回展示替えを行い、常時「コレクション展」を開催しています。

ミレー館 [コレクション展A]

第1室では山梨県立美術館のミレーコレクションを、第2室ではバルビゾン派の画家の作品を中心に展示しています。

ジャン=フランソワ・ミレー 生涯と作品
展示期間:2023年8月29日(火)~11月26日(日)

ミレー館の第1室では山梨県立美術館のミレーコレクションをご覧いただけます。
《種をまく人》をはじめ、《落ち穂拾い、夏》《鶏に餌をやる女》《夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い》《ポーリーヌ・V・オノの肖像》《角笛を吹く牛飼い》などを展示しています。




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ジャン=フランソワ・ミレー《落ち穂拾い、夏》
1853年 油彩・麻布




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ジャン=フランソワ・ミレー《種をまく人》
1850年 油彩・麻布



ミレーやバルビゾン派の作品を展示しているミレー館(コレクション展A)の3DVRを公開しました。
実際の展示室の中を歩き回るように、オンライン上で展示空間を移動しながら楽しむことができます。
「ドールハウス」ボタンからは、展示室全体を見渡すこともできます。
※個別の作品の解説は、円形のタグをクリックしてお読みください。







ジャン=フランソワ・ミレーの生涯をたどるアニメーションを作成しました。
アニメ「ジャン=フランソワ・ミレー」





 ミレー館では、ミュージアム展示ガイド「ポケット学芸員」を導入しております。「ポケット学芸員」は、展示作品をはじめとするさまざまな情報を案内するアプリです。対象作品につけられている番号を入力すると、解説や関連情報を得ることができます。

⇒ミュージアム展示ガイド「ポケット学芸員」について


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テーマ展示室 [コレクション展B]

山梨ゆかりの作家たちの作品を中心に紹介しています。

「人間とはー2023『コロナ後』ー」
展示期間:2023年9月12日(火)~12月3日(日)

 この春、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが変更されたことにより、およそ3年に及ぶ様々な制限から解放されました。自由に人々と交流できるようになったこと、これは「コロナ後」の大きな喜びの一つであり、人間同士の協働の素晴らしさ、繋がりの必要性、絆の重要性に改めて気づいたという方も多いのではないでしょうか。
 一方では「コロナ後」、人工知能、とくに生成AIについて取り沙汰されることが多くなりました。人工知能―。それは近い将来、人間の存在を脅かすようになるのでしょうか。秋のコレクション展では、このような一種の不安感が社会に漂い始めた今、人間とはどういう存在なのか、人間には人工知能が持ち得ない秘めた力が備わっているのか、これからの人間の役割とは何なのか等、人間というものについて、「人間とは-2023『コロナ後』-」というテーマのもとに展示した作品と共に思いを巡らします。

テーマ展示室(コレクション展B)は以下のとおりの展示構成で作品を展示します。
「開館45周年記念購入作品の紹介」

「野口コレクションにみる人、神、仏、仙人たち」

「人間とは-2023『コロナ後』-」
 第1章 働く姿
 第2章 母子像
 第3章 家族
 第4章 群像
 第5章 現代の表現と人間

「特別展『テルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本』とタイアップ!」
1)所蔵品で温泉巡り
2)女と風呂、女と温泉




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桑原福保《或る日の家族》1943年 油彩・麻布 116.7×90.9cm 桑原万里子寄贈





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笠松紫浪《たそがれ 信州穂波温泉》1948年 木版 36.5×24.3cm 笠松喬介氏寄贈

萩原英雄記念室 [コレクション展C]

甲府市出身の作家である萩原英雄の作品やコレクションを紹介しています。

「人間とは-2023『コロナ後』-萩原英雄の描いた人間像」
展示期間:2023年8月29日(火)~11月26日(日)

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萩原英雄《ピエロ》1978年 油彩・麻布 53.0×45.5 作者寄贈








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萩原英雄 Hideo HAGIWARA
1913(大正2)年-2007(平成19)年

山梨県甲府市生まれ
 日本を代表する木版画家。両面摺りや木版の凹版摺りなどの革新的な技法を開拓し、木版画の新しい表現を切り開いた。色彩豊かな作品は国内外で高い評価を受けている。萩原自身が制作した版画や油彩画など3971点と、萩原が蒐集した様々な地域の作家の作品888点を当館に寄贈したことを記念し、2004(平成16)年、萩原英雄作品展示室〔美の遍路〕と、萩原英雄コレクション室が開室した。2009(平成21)年より名称を〔萩原英雄記念室〕に変更し、萩原の作品や蒐集品を展示している。