種をまく 世界がひらく 山梨県立美術館

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コレクション展

山梨県立美術館の収蔵品で構成するコレクション展は、ミレーとバルビゾン派の作品を中心に紹介する<ミレー館>、山梨ゆかりの作家たちの作品を中心に紹介する<テーマ展示室>、甲府市出身の作家である萩原英雄の作品やコレクションを紹介する<萩原英雄記念室>があります。これらの展示室では、年に4回展示替えを行い、常時「コレクション展」を開催しています。

ミレー館 [コレクション展A]

第1室では山梨県立美術館のミレーコレクションを、第2室ではバルビゾン派の画家の作品を中心に展示しています。

テーマ展示室 [コレクション展B]

山梨ゆかりの作家たちの作品を中心に紹介しています。

「夏の情景」6月10日(火)~8月31日(日)
「戦後80年 戦争と日々」6月24日(火)~9月7日(日)

 1945(昭和20)年8月15日の終戦から今年で80年となります。「戦後80年 戦争と日々」では、戦争を主題とした国内外の作品を当館コレクションから展示します。ドイツの版画家ケーテ・コルヴィッツの「戦争」シリーズ、浜田知明の「初年兵哀歌」シリーズ、深沢幸雄の「骨疾」シリーズなど戦時下や戦後に作家たちが制作した作品を中心に紹介します。さらに、戦時中に疎開地となった山梨で制作を続けた作家たちによる、何気ない日常のひとコマや、変わらぬ自然を描いた作品もあわせて展示します。すべてを覆いつくすような戦争の悲惨さと、その背後にあった一人一人のかけがえのない日々が作品に刻まれています。
 また「夏の情景」コーナーでは、山田申吾や穴山勝堂による海を描いた日本画や、夏らしい情景を描いた橋口五葉や伊東深水の新版画などを展示します。




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橋口五葉《夏衣の女》1920年 木版



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ケーテ・コルヴィッツ《囚われた人々》1908年 エッチング



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桑原福保《或る日の家族》1943年 油彩・麻布



<主な展示作品>
「夏の情景」
穴山勝堂《土用波》、橋口五葉《夏衣の女》
「戦後80年 戦争と日々」
ケーテ・コルヴィッツ「農民戦争」「戦争」シリーズ、浜田知明「初年兵哀歌」シリーズ、深沢幸雄「骨疾」シリーズ、柳幸典《PACIFIC K100B-M1》

萩原英雄記念室 [コレクション展C]

甲府市出身の作家である萩原英雄の作品やコレクションを紹介しています。

「萩原英雄のいろいろなカタチ」
展示期間:2025年6月10日(火)~8月31日(日)

 甲府市出身の版画家・萩原英雄の作品には、いろいろな形がかくれています。 ○、△、□、×、☆……どんな形があるか、作品をよく見て、さがしてみましょう! 夏休みにあわせてお子さまも楽しめる企画です。




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萩原英雄《道化師 No. 8》1969年 木版





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萩原英雄 Hideo HAGIWARA
1913(大正2)年-2007(平成19)年

山梨県甲府市生まれ
 日本を代表する木版画家のひとりとして知られる。両面摺りや木版の凹版摺りなどの革新的な技法を開拓し、木版画の新しい表現を切り開いた。色彩豊かな作品は国内外で高い評価を受けている。萩原自身が制作した版画や油彩画など3971点と、萩原が蒐集した様々な地域の作家の作品888点を当館に寄贈したことを記念し、2004(平成16)年、萩原英雄作品展示室〔美の遍路〕と、萩原英雄コレクション室が開室した。2009(平成21)年より名称を〔萩原英雄記念室〕に変更し、萩原の作品や蒐集品を展示している。