本展は、圧倒的な手わざによる描写と、豊かな色調を特徴とする山下芸術の素晴らしさを余すところなく伝えようとする展覧会です。出品作品は、貼絵に加えて、水彩画、ペン画、陶磁器など約190点。あわせて、リュックや浴衣などの関連資料も展示し、その人物像にも迫ります。
のむら清六《ハハコ像》1966(昭和41)年山梨県立美術館蔵
本展では「日本画滅亡論」が唱えられた戦後期を経験した画家を中心に、近代以降の日本画家の葛藤と挑戦の軌跡を探ります。