年間スケジュール
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2021年度の展覧会
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特別展
キューガーデン 英国王室が愛した花々 シャーロット王妃とボタニカルアート2021年2月11日(木・祝)~3月28日(日)
イギリスのキューガーデンは、ユネスコ世界遺産にもなっている世界最大級の植物園です。本展では、キューガーデンが所蔵するボタニカルアートを紹介します。
ボタニカルアートとは、植物を科学的かつ芸術的な視点から描いたもので、本展では大英帝国の繁栄と近代植物学の発展を背景として生まれた、美しい花々を描いた18世紀の優品をおもに展示します。さらに、芸術と科学を保護しキューガーデンを支えた王妃シャーロットが愛したウェッジウッドの「クイーンズウェア」もあわせて紹介します。
《ボタンの栽培品種(ボタン科)》
1809年 銅版、手彩色、紙 個人蔵
photo Brain Trust Inc.
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特別展
テオ・ヤンセン展2021年4月24日(土)~6月22日(火)
オランダ生まれの造形作家テオ・ヤンセンは、「現代のレオナルド・ダ・ヴィンチ」とも称されるアーティストです。
風力で動く巨大な立体作品「ストランドビースト(砂浜の生命体)」シリーズは、海辺の砂浜を自力で積み上げて
防波堤を築く巨大な造作物で、学研「大人の科学」やテレビCMにも取り上げられました。
会場では、実際に作品が動く様子を紹介したり、映像や模型を展示したりと、自然との共生や芸術と科学の接点について子どもから大人まで楽しく学べます。
《アニマリス・プラウデンス・ヴェーラ》2013年 アウルム期 ©Theo Jansen
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特別展
蜷川実花展 ―虚構と現実の間に―2021年7月10日(土)~8月29日(日)
独特な色彩感覚で知られる写真家の蜷川実花。本展では「虚構と現実」をテーマに、彼女の様々な写真作品を紹介します。色鮮やかな花々を撮影した「永遠の花」、著名人をとらえた「Portraits of the Time」、父の死に向き合う日々を撮影し、新境地となった「うつくしい日々」などのシリーズを展示します。
2020 年東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会理事にも就任し、ますます注目される蜷川実花の世界を堪能できる機会となります。
earthly flowers, heavenly colors (2017)
©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
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特別展
新版画展 ―笠松紫浪を中心に―2021年9月11日(土)~10月24日(日)
新版画とは、江戸の浮世絵版画を復活させるために近代の版画家たちが切磋琢磨して生み出した木版画のことです。橋口五葉の美人画にはじまり、川瀬巴水の風景画人気を博し、多くの版画家たちが制作に励みました。中でも笠松紫浪は、巴水に追随する風景画家として活躍しますが、やがて新版画ブームは終わり、新たな創作版画の時代へ代わっていきました。本展は、笠松家から膨大な作品と版木やスケッチなどの資料を寄贈されている当館において、紫浪を再評価する絶好の機会として開催します。笠松紫浪《浅草観音堂大提灯》昭和9(1934)年 木版
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特別展
シダネルとマルタン2021年11月3日(水・祝)~2022年1月10日(月・祝)
19世紀後半から20世紀前半にかけて活躍したアンリ・ル・シダネルと、アンリ・マルタンの二人を紹介する国内初の展覧会です。二人は印象派の表現を継承し、鮮やかな色彩と光が特徴的な作品を制作しました。特にシダネルは、月夜や夕暮れ、食卓や庭など、身近でありながら哀愁の漂う風景を神秘的に表現したことで知られています。マルタンは、古典的な主題を描き、多くの公共建築の装飾(壁画)を手がけました。
本展では、印象派に続く世代の作品世界の魅力をご紹介します。
アンリ・ル・シダネル《離れ屋〔ジェルブロワ〕》1927年
油彩・カンヴァス 150 x 125 cm ひろしま美術館 (出品予定)
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