「ポップ・アート」とは大量生産された商品、広告や著名人のポートレートなどをモチーフに、現代生活や大衆文化をテーマとした芸術動向です。1960年代を中心に発展した同動向は、前世代の抽象表現主義への直接的なアンチテーゼだったばかりでなく、その後の芸術の方向性を大きく変えたものでもありました。本展では本邦初公開のホセルイス・ルぺレス氏のコレクションからアメリカのポップ・アートを代表する4人のアーティスト、即ちジャスパー・ジョーンズ、ロバート・ラウシェンバーグ、ロイ・リキテンスタイン、アンディ・ウォーホルの作品を展示し、ポップ・アートを概観します。