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山梨県立美術館コレクションREMIX

会期2023年4月22日(土)~6月11日(日)

 山梨県立美術館は45年間をとおして、館の根幹となるコレクションの充実を図ってきました。本展ではコレクション内の優品を展示し、会期中はコレクションを活用した様々なイベントを開催します。当館の大黒柱である収蔵作品と、新たな鑑賞方法や活用方法を掛け合わせる、いわばコレクションの「リミックス」をとおして、美術館の今後の可能性を探る大切な機会とします。

みどころと展示予定作品  関連イベント

名称
山梨県立美術館コレクションREMIX
会期
2023年4月22日(土)~6月11日(日)
会場
特別展示室
観覧料
一般 1,000円(840円) 大学生 500円(420円)
※( )内は20名以上の団体料金、県内宿泊者割引料金
※高校生以下の児童・生徒は無料(高校生は生徒手帳持参)
※県内65歳以上の方は無料(健康保険証等持参)
※障害者手帳をご持参の方、およびその介護をされる方は無料
主催
後援・協力
【主催】山梨県立美術館
【後援】NHK甲府放送局、山梨日日新聞社・山梨放送、テレビ山梨、テレビ朝日甲府支局、朝日新聞甲府総局、毎日新聞甲府支局、読売新聞甲府支局、産経新聞甲府支局、共同通信社甲府支局、時事通信社甲府支局、山梨新報社、日本ネットワークサービス、エフエム富士、エフエム甲府
【協力】 山梨交通

みどころと
展示予定作品

第1章「常設展スタメン」




1978年度 当館で初めて開催した「常設展」の様子



  • 土屋義郎《あざみ》1975年


  • 桑原福保《画室の朝》1949年

 美術館のコレクション(所蔵作品)はその館のアイデンティティや役割を考える上で大変重要です。当館では開館当初から「常設展」において、ミレーの作品やヨーロッパの風景画、そして山梨県ゆかりの作家の作品などの所蔵品を展示し、ヨーロッパの風景画を多く所蔵する美術館としてアイデンティティや、郷土の美術を広く発信するという役割を示してきました。「コレクション展」と呼称を変え、コレクションに様々な作品が加わった現在においても、その姿勢は変わっていません。
 本章ではコレクション展の原点となる、開館初の常設展に展示した山梨ゆかりの作家の作品、即ち常設展の「スターティングメンバー」を展示し、その後の展開も紹介します。



コーナー 土地と庭




美術館建設予定地調査の様子(1978年以前)


 当館は現在緑豊かな芸術の森公園の中に位置しますが、当館と緑や植物の繋がりは建設前まで遡ることができます。本コーナーでは、美術館建設前に山梨県農業試験場や山梨県緑化センターがあった歴史や、美術館建設後は様々な彫刻が鑑賞できる公園になった経緯などを軸に、関連作品を展示します。



第2章「コレクション親睦会」




望月春江《惜春》1978年、紙本着色



萩原英雄《〈三十六富士〉山又山》1981-86年、木版


 同じ会社に所属していても、顔を合わせる機会の少ない人がいるのと同様、当館コレクション内でも一緒に展示されることが少なかったり、収蔵庫内でも離れて保管される作品が多くあります。もしそんな作品同士が出会ったら、お互いどんな会話をして、共通点を見出すでしょうか。本章ではコレクションの「親睦会」を開催し、作品の自己紹介や出会いの機会を設けます。



第3章 21世紀生まれの作品たち




阪本トクロウ《ドリフター》2008年


 第1章「常設スタメン」では、開館初年度(1978年度)の常設展に展示された作品の一部を紹介しました。その多くは1960年代や1970年代の作品、つまり当時の「同時代美術」でした。45年の時を経て、当館にはそれ以降に制作された作品も多く収蔵しています。本展最後には、2001年以降、つまり21世紀に入ってから制作された、コレクション内の「若い」作品を展示します。現在から45年後の開館90周年にはどんな作品が展示されるか、あるいは22世紀生まれのコレクションはどんな形になるかを想像しながらご覧ください。

関連イベント
※イベントは延期または中止になる可能性がございます。ご来館前に当館ホームページを必ずご確認ください。

国際交流員とめぐるギャラリーツアー 要申込 参加無料

担当学芸員の案内で、山梨県に所属する国際交流員とギャラリーツアーを日本語で行います。いつもの作品がひと味違って見えるかもしれません。

[日時/講師]全日午後1:30~
 ①4月25日(火) ヂエゴ・ラモス氏(ブラジル出身)
 ②4月29日(土・祝) 駒井マケイ氏(アメリカ出身)
 ③6月10日(土) ルチア・マジョ氏(カナダ出身)
[対象]どなたでも [定員]各回5名程度 [集合場所]特別展示室入口
[申込方法]お電話でお申込ください。Tel:055-228-3322
[申込期間]3月25日(土)午前9:00~定員になり次第締切
※参加無料ですが、特別展チケットが必要です。



英語えいごでギャラリーツアー!Gallery Tour in English 要申込 参加無料

英語えいご作品さくひんについてはなすとどうなるのだろう?英語えいごまなんでいるかた 英語えいご母語ぼごとされるかた英語えいごでギャラリーツアーをいてみたいかたなど、どなたでも参加可能さんかかのうです。Join us for a tour of the galleries in English!

講師こうし 担当学芸員たんとうがくげいいん  Guide/Exhibition curator

日時にちじ ]5がつ 13にち ( ) 午後ごご 2:00~ Time and Date/Sat.,May 13th from 2:00PM

定員ていいん ]5名程度めいていど  Capacity/approx.5persons

集合場所しゅうごうばしょ 特別展示室入口とくべつてんじしついりぐち  Meeting place/Special Exhibition Gallery entrance

申込方法もうしこみほうほう ]お電話でんわ (055-228-3322 日本語にほんご のみ)またはメール(bijutsukan@pref.yamanashi.lg.jp日本語にほんご あるいは英語えいご )でお申込もうしこ みください。 Reservations/Telephone(055-228-3322,Japanese only)or e-mail(bijutsukan@pref.yamanashi.lg.jp,Japanese or English)

申込期間もうしこみきかん ]4つき 13 (もく )9:00~定員ていいん になり次第締切しだいしめきり  Make reservations from Thurs.,April 13th 9:00am

参加無料さんかむりょう ですが、特別展とくべつてん チケットが必要ひつよう です。Participation fee is free,however exhibition ticket is necessary for entry into galleries.



講演会「白衣の中に、アートの心を。~美術が変える医療従事者のまなざし~」 要申込 参加無料

医療現場や医療従事者・学生の教育において、美術の視点や役割が注目を集めていますが、現場に落とし込むための具体的な手段や方法は大きな課題となっています。その可能性について、国内でいち早く医療教育に美術鑑賞を取り入れている森永康平氏による講演会を行います。

[講師]森永康平氏(ミルキク代表、獨協医科大学非常勤講師)
[日時]5月14日(日)午後2:00~3:00 [対象]どなたでも
[定員]50名 [場所]講堂
[申込方法]お電話でお申込みください。Tel:055-228-3322
[申込期間]4月14日(金)午前9:00~定員になり次第締切  ※聴講無料



医療関係者を対象とした対話型鑑賞 要申込 参加無料

医療関係者を対象に、当館コレクションで対話型鑑賞を行います。

[講師]森永康平氏(ミルキク代表、独協医科大学非常勤助教)
[日時]5月14日(日)午後3:10~4:30 [対象]医療従事者(もしくは関連する分野の学生)
[定員]5名程度 [集合場所]特別展示室入口
[申込方法]お電話でお申込みください。Tel:055-228-3322
[申込期間]4月14日(金)午前9:00~定員になり次第締切
※参加無料ですが、特別展チケットが必要です。



ワークショップ「身近なうつわを描く」 要申込 参加無料

出品作家の秋山泉氏をお迎えし、鉛筆で静物画を描きます。

[講師]秋山泉氏(出品作家)
[日時]5月20日(土)午前10:00~午後3:00
[対象]中学生以上 [定員]15名程度
[場所]ワークショップ室・工房 [持参]白い食器(磁器)
[申込期間]4月20日(木)午前9:00~定員になり次第締切 ※参加無料



対話型鑑賞「アートでトーク」 要申込 参加無料

案内役と一緒に展示作品を観て、対話をする鑑賞会です。

[日時]5月24日(水) ①午前11:00~11:30 ②午後1:30~2:00
 ①か②のどちらかをご指定ください。
[講師]当館職員 [対象]18才以上 [定員]5名程度
[集合場所]特別展示室入口
[申込期間]4月23日(日)午前9:00~ 定員になり次第締切
※参加無料ですが、特別展チケットが必要です。

レストラン
Art Archives
(アート・アーカイブス)
『山梨県立美術館コレクションREMIX展』の特別メニューを提供予定です。
ミュージアムショップ
『山梨県立美術館コレクションREMIX展』の関連商品を販売予定です。
次回特別展

ミレー展
2023年7月1日(土)~8月27日(日)

 産業革命以降、急速に近代化が進展を見せる中、ミレーは、自然と共に生きる農民の営みを描き続けました。人の営みが様々な観点から見直される現代において、ミレーの描いた作品世界から、私たちは何を感じ取ることができるでしょうか。本展は、ミレーの作品と、私たちと同じ時代を生きる現代美術作家の作品を展観し、その共鳴により、作品の多様な解釈を開く試みです。
※観覧には特別展チケットが必要です。なお、本展チケットでミレー館(コレクション展A)もご覧いただけます。