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LABONCHI 01. たかくらかずき「メカリアル」

2023年2月28日(火)~2023年3月26日(日)【会期終了、オンライン会場のみ公開中】
©2023 takakurakazuki

本展は、館内空間、芸術の森公園、そして仮想空間を舞台に、山梨県出身の作家たかくらかずきの作品世界を展観する企画 です。タイトルとして付された「メカリアル」は、シュルレアリスム(超 現実主義)が日本に上陸した際の「機械主義」と呼ばれる傾向に着目した、たかくらによる造語です。本展の制作にあたり、たかくらの出発点となったのは、日本におけるシュルレアリスムの展開の黎明期より活躍した山梨県出身の画家、米倉壽仁よねくらひさひと(1905-1994)の作品鑑賞でした。

たかくらは、日本で広く共有される信仰の中に息づく「存在を信じるが触れることのできない、向こう側のものたち」を「デジタル上の存在」に極めて近いものと捉え、AIによる画像生成、ビクセルアニメーション、3Dプリント、VR(仮想現実)、NFTといったデジタル技術を用いて表現する作家です。米倉が晩年に取り組んだ、東洋思想、仏教、土着の信仰とシュルレアリスムを融合させ、現実世界を凌駕するようなイメージを生みだす探求に、たかくらは自身の制作活動との重なりを見出しました。
本展でたかくらは、機械と自然、メタバースと現実世界、AIと人間、合理と不合理といった、2つの異なる世界の和合を試みま す。たかくらと米倉、2人の山梨県出身作家の共鳴から生まれる新しいイメージを、館内空間、芸術の森公園、そして仮想空間 でご鑑賞ください。

※館内美術図書室で、VRゴーグルを用いた仮想空間体験をお楽しみいただけます。
※当館で使用しているVRゴーグルの対象年齢は13歳以上です。
 (12歳以下のお子様の使用は推奨しておりません。)

オンライン会場へのアクセス

名称
LABONCHI 01. たかくらかずき「メカリアル」
会期
2023年2月28日(火)~2023年3月26日(日)【会期終了、オンライン会場のみ公開中】
会場
ギャラリー・エコー(美術館エントランス)、芸術の森公園、オンライン(※)
※館内美術図書室では、オンライン会場をお楽しみいただけるVRゴーグルをご利用いただけます。
作家略歴

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たかくらかずき
1987年、山梨県市川三郷町出身

東京造形大学大学院修士課程修了。京都芸術大学非常勤講師。
現代美術としてのデジタルデータの新たな価値追及をテーマとしている。
NFTマーケットプレイスOpenSeaにおいてNFTシリーズ『BUDDHA VERSE』を展開中。
演劇集団『範宙遊泳』アートディレクター。山梨県市川三郷町ふるさと大使。

企画・協力
主催:山梨県立美術館
企画デザイン協力、VI制作:小田雄太(COMPOUND inc.)
VR空間制作協力:haquxx
協力: 、株式会社サンエムカラー、株式会社ゴードー
関連イベント
現在は終了しています
①NFT道祖神巡り
会期中、館内、芸術の森公園内に展示される道祖神をモチーフにした立体作品を巡って、作品付近のQRコードにアクセスしてみよう。
一か所あたり先着1000名様に、NFT付きデジタル作品をプレゼント!
※参加無料。詳細は、会期中、館HPと展覧会場でお知らせいたします。
※NFT配布用の二次元コードについては、SNS等での拡散をお控えいただきますよう、お願いいたします。
②座談会
「メカリアル」、シュルレアリスム、現代

「メカリアル」展の制作意図を解きほぐし、作家・作品の世界に迫ります。
●登壇者:たかくらかずき氏(美術作家)、長谷川新氏(インディペンデントキュレーター)、小坂井玲、森川もなみ(当館学芸員)
●日時:3月18日(土)13:30~15:00頃
●定員:50名程度を予定(先着順)
●場所:ワークショップ室 ※申込不要、聴講無料

③座談会
メタバース、NFTと美術館

インターネットの新しいあり方と共に語られるメタバース、NFTが美術館にもたらす可能性について、探索的なトークセッションを行います。
●登壇者:たかくらかずき氏(美術作家)、小田雄太氏(COMPOUND inc)、井倉北斗氏(Psychic VR Lab)、小坂井玲(当館学芸員)
●日時:3月19日(日)14:00~15:30頃
●定員:50名程度を予定(先着順)
●場所:講堂 ※申込不要、聴講無料

④ワークショップ
ドット絵でカミを描こう!メタバースに展示しよう!

身近な自然や事物には、カミサマが宿っている?
あなただけの「カミサマ」を描き、仮想空間に展示してみよう。
●講師:たかくらかずき氏(美術作家)、小田雄太氏(COMPOUND inc)
●日時:3月18日(土)、3月19日(日)10:00~11:30
●定員:5組10名
●対象:小学校低学年以上の子どもとその家族(※両日通して参加いただける方)
●場所:ワークショップ室 ※参加無料
ワークショップ申込
〇申込方法:お電話でお申込みください(055-228-3322)
〇申込期間:2月21日(火)午前9:00~(定員になり次第締め切り)

LABONCHI


VI制作:小田雄太(COMPOUND inc.)



2020年初頭より、世界はパンデミックに見舞われ、社会の様々な活動は制限を受けました。ミュージアムも同様に、臨時休館や人数制限といったかたちで、美的体験へのアクセスを可能な限り広く提供するという使命を果たせない時間を経験しました。

企画シリーズLABONCHI(ラボンチ)は、このような状況をきっかけに、失われたものを補うだけではなく、ミュージアムだからこそできる様々な新しい可能性を模索していきたいという思いからスタートをいたしました。

第1弾のテーマとして着目したのは、昨今、新しい時代のインターネットの在り方と共に話題になるメタバースです。LABONCHI 01.たかくらかずき「メカリアル」展は、3次元の仮想空間の中に生まれつつある、現実とは異なる新たな世界が、美術館の中心的な活動である展示、そして教育普及活動に、どのような可能性をもたらすのかを探索することを目的としています。

関連企画展示





メタバースとは、一体どんなものなのでしようか。昨今、メタバースとして広く認識されているバーチャルSNSだけではなく、日常に潜む「これもメタバースでは?」と呼べる事象をご紹介することをとおして、「メタバースとは何か」を考えるヒントを提示します。
本展は、美術図書室のパネル展示と、メタバース空間内で展示を行います。

これもメタバースでは?展 ≫

企画編集協力:吉田山、原ちけい

オンライン会場へのアクセス

【一人で鑑賞する場合】
・以下のリンク先にアクセスしてください。

LABONCHI 01. たかくらかずき
メカリアル展

※スマートフォン、PCブラウザ、ヘッドマウントディスプレイ、PC VRよりご参加いただけます。
※PCブラウザ以外でのアクセスには、予めSTYLYアプリケーションのダウンロードが必要となります。
※PCブラウザでご参加の場合、推奨ブラウザはGoogle Chromeとなります。
※設定方法等、詳細は以下をご参照ください。

https://styly.cc/ja/manual/experience-styly-in-vr/

【複数人で同時鑑賞する場合】
・事前に、以下よりSTYLY アカウントをご用意ください。

https://gallery.styly.cc/about/ja

※アカウント作成は、以下URLのホームページ右上「新規登録」よりお願いいたします。
※ユーザーネームは、半角英数字のみ登録可能です。
※詳細な作成方法については、以下をご参照ください。

https://styly.cc/ja/manual/styly-account-create/

・以下のURLに従い、セッションを作成し、同時鑑賞したい相手に、セッションURLを送付。
※ヘッドマウントディスプレイを使用される場合には、セッションコードの送付でも招待可能です。

https://styly.cc/ja/manual/session_manual/#STYLY

・セッションURL、コードを受け取り、セッションに参加。
※詳細な参加方法は、以下をご参照ください。

https://styly.cc/ja/manual/session_manual_guest/

【よくあるご質問】
・以下のURLをご参照ください。

https://styly.cc/ja/manual/styly-qa/


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