山梨市出身の彫刻家・岡本直浩の作品をご紹介します。東京藝術大学で彫刻を学んだ岡本は、人物と植物を組み合わせたような繊細な造形の木彫作品を発表してきました。近年では、木喰上人の焼失してしまった仏像を再現するプロジェクトに参加し、2018年から2年をかけて5体の仏像を彫り上げました。木のもつ素材感を活かし、独自のかたちによって新たな命を吹き込むように彫刻を続ける岡本。本展はその澄んだ世界観に触れることのできる機会となります。