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新版画

―笠松紫浪を中心に―

※8月8日~9月12日の臨時休館に伴い、会期を変更しました。
2021年9月14日(火)~10月24日(日)

※8月8日~9月12日の臨時休館に伴い、会期を変更しました。

 「新版画」とは、江戸時代の浮世絵版画を復活させるために大正から昭和前期にかけて、近代の版画家たちが切磋琢磨して生み出した木版画のことをいいます。版元の渡邊版画店の企画で誕生した新版画は、橋口五葉(はしぐち・ごよう)や伊東深水(いとう・しんすい)の美人画、川瀬巴水(かわせ・はすい)や吉田博(よしだ・ひろし)の風景画、名取春仙(なとり・しゅんせん)の役者絵などで人気を得ました。後進の笠松紫浪(かさまつ・しろう:1898~1991)は、巴水に追随する風景画家として活躍します。やがて新版画ブームは終わり、新たな創作版画の時代へ変わりますが、紫浪は、創作版画の特徴でもある自刻自摺を習得しながら、新たな木版画を生み出し続けました。
 近年、巴水を筆頭に、五葉や博らが再評価され、かつてないほどに新版画を見直す機運が高まりつつあります。当館は、国内外の美術館の中で、紫浪作品の所蔵数が最大であり、笠松家から寄贈を受けた版木やスケッチなどの資料類も充実しています。本展は、おもに当館の所蔵する新版画、なかでも紫浪作品を中心に紹介することで、作品の数々を堪能するばかりでなく、それらの素晴らしさを再認識していただく絶好の機会となるでしょう。

展示予定作品  関連イベント

関連動画(YouTube)

名称
新版画
―笠松紫浪を中心に―
会期
※8月8日~9月12日の臨時休館に伴い、会期を変更しました。
2021年9月14日(火)~10月24日(日)
開館時間
9:00~17:00
(入館は16:30まで)
会場
特別展示室
休館日
2021年9月13日(月)・27日(月)、10月4日(月)・11日(月)・18日(月)
観覧料
一般 1,000円(840円) 大学生 500円(420円)
※( )内は20名以上の団体料金、県内宿泊者割引料金
※高校生以下の児童・生徒は無料(高校生は生徒手帳持参)
※県内65歳以上の方は無料(健康保険証等持参)
※障害者手帳をご持参の方、およびその介護をされる方は無料
展示予定作品


笠松紫浪《浅草観音堂大提灯》1934(昭和9)年 山梨県立美術館蔵




橋口五葉《髪梳ける女》1920(大正9)年  山梨県立美術館蔵





関連イベント
■記念講演会「新版画と笠松紫浪」
[講師]平林彰(当館学芸員)
[日時]9月20日(月・祝)13:30~15:00
[場所]講堂
※終了しましたが、下記から動画(YouTube)でご覧いただけます。

記念講演会
動画(YouTube)

■ナイトミュージアム※終了しました
特別展「新版画」の予約制夜間観覧を行います。またご希望の方に、担当学芸員が音声レシーバーを用いてギャラリー・トークを行います。
[日時]10月15日(金) 18:30~20:00(受付時間18:15~18:30)
[場所]特別展示室 ※特別展チケットが必要です。
[ギャラリー・トーク定員]8名程度(要事前申込)


■ワークショップ「木版多色刷ちょこっと体験」※終了しました
笠松紫浪の版木から多色刷について学び、実際に刷りを試して色の重なりを楽しもう!
[日時]10月16日(土)①10:00~11:30 ②13:30~15:00
[対象]どなたでも(小学1~3年生の場合は保護者同伴)
[定員]各回10名程度
[場所]ワークショップ室 ※参加無料


■学芸員による展示のみどころ解説※終了しました
特別展のみどころについて、担当学芸員がパワーポイントを使って紹介します。
[日時]10月16日(土)14:30~15:30
[定員]50名(予定) ※申込不要、聴講無料
[場所]講堂


■童謡コンサート※終了しました
開催中の 特別展「新版画 ―笠松紫浪を中心に―」と同じ時代に誕生した童謡・唱歌を童謡歌手・若林秀和さんの歌声でお届けします。
[日時] 10月10日(日)14:00~(約40分)
[出演] 若林秀和(童謡歌手)、青木陽香(ピアノ)
[会場] 講堂

関連動画
(YouTube)


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→ シダネルとマルタン展
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